リアルシューティングの華　ヴァロラント

「VALORANT（ヴァロラント）」はRiot Gamesが2020年にリリースしたタクティカルFPS（一人称視点シューティング）ゲームです。プレイヤーは「エージェント」と呼ばれるキャラクターを選び、銃撃戦と各エージェント特有のアビリティ（能力）を駆使して戦います。

VALORANTはeスポーツ大会ではおなじみのタイトルのひとつです。競技性の高さからリリース直後からeスポーツシーンで注目を集め、今や世界中で大規模な大会が開催されているというわけです。

「VALORANT Champions Tour（VCT）」という公式の年間大会シリーズがあります。これには地域リーグ（Americas、EMEA、Pacific、China）や国際大会（MastersやChampions）が含まれます。

ちょうど今、タイ・バンコクで（2月20日から3月2日まで）Riot Games主催の公式大会「VCT 2025 Masters Bangkok」が開催されています。これは各リーグのトップチームが集まる大会で、賞金総額50万ドル（1ドル149円換算で7450万円！）が懸かっています。

他にも、ChallengersやGame Changers（女子大会）、コミュニティ主催のイベントなど、さまざまなレベルで大会が行われています。日本でも「VALORANT Challengers Japan」が人気で、最近だとプロゲーミングチームRIDDLE ORDER（通称：RIDDLE）が2月のSplit 1で優勝したばかりです。また、大学対抗戦やVTuber参加の「VSPO! SHOWDOWN」などのショーイベントで幅広い層が楽しめる大会も増えています。

リリースから5年のVALORANTは、正確なエイムと戦略的なアビリティ使いが求められるeスポーツとしての魅力満載で、観戦もプレイも世界で盛り上がりをみせています。